そのための修行や研鑽を行なうセンターが、日本道観です。
日本道観では、後述する三つの「気のトレーニング」によって、心と体を同時に修行し、そして運命を切り開いていくための、具体的な道と方法を明確に示しています。
それは、三千年にわたって脈々と伝えられ、かつ深化してきた道家の考え方と行法を、日本道観の始祖であり、初代道長であった早島天來(筆名・正雄)先生が体系化したものです。
タオは万物の根源を現す「道」であると同時に、人の道でもあります。
現代は、あれこれ頭で考えすぎて行動をしない人が多いのですが、思想や考え方というものは、それが真理であるならば、実際に日々行じられて、人生に役立ってこそ、ほんとうの意味があるのではないでしょうか。
そのことについては、『老子』第三十五章に、「道は用いてはじめて価値が生じる」と記されている通りです。
この本は、そうした老子につながる道家の教えをかみくだいて説明をしていきながら、心と体の「気の健康法」を具体的に紹介して、あなたの人生が明るく輝くようにガイドをしていくものです。
きっと、あなたが天の運気をいただきながら、自分の力で人生を開くための、大きな助けになると思います。